雪解けの時季だけ!「水没林」が出現 仙北市田沢湖の秋扇湖

 秋田県仙北市田沢湖の鎧畑ダムのダム湖・秋扇湖で、木々が湖面から生えているように見える「水没林」が出現している。ドローンで上空から見下ろすと、青い湖面からのぞく木々の緑が鮮やかに映えた。


 県鎧畑ダム管理事務所によると、秋扇湖の水位は例年4月上旬から雪解け水で上昇するが、今年は雪解けが早く3月中ごろから徐々に上がった。その後、気温の上昇で木々に若葉が芽吹き、見頃となる時期も例年より半月ほど早まった。6月初めには夏場の洪水期に備えて放流し水位を下げるため、こうした光景は見られなくなる。


 青空が広がった11日は、県内外からカメラを抱えた見物客が訪れていた。10年以上前からこの時期に訪れているという青森県七戸町の川口博之さん(68)は「見晴らしが良くて、湖面と木の色がとても美しい。写真が好きで撮影のため東北各地に足を運んでいるが、こうした風景はなかなかない」と話した。

 水没林は、秋扇湖から玉川ダムのダム湖・宝仙湖に至る国道341号の新玉川大橋周辺から見ることができる。

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