津波に耐えた「ど根性ポプラ」点灯 大船渡、3月11日まで

優しい光に根元を照らされたど根性ポプラ
 大船渡市三陸町の越喜来(おきらい)活性化協議会(鈴木健悦(けんえつ)会長)は、東日本大震災の津波に耐えて残った地域の「ど根性ポプラ」にイルミネーションを施している。11日で震災発生から11年10カ月。にぎわいある地域への期待と、追悼の思いを込めた優しい光がポプラの木を包むようにともっている。

 赤、白、青の3色計1800個の発光ダイオード(LED)電球で根元部分を飾り、春に咲くシバザクラの花をイメージした。同協議会環境部会(鈴木誠二部会長)のにぎわい創出活動の一環で、震災12年となる3月11日まで日没後5時間点灯する予定だ。

 3月10、11の両日には学生団体ユース・フォー・大船渡と共催し、地元の三陸公民館でペットボトル灯籠をともす。郷土芸能とのコラボレーションも予定し、追悼のメッセージを発信する。

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