藩政時代から続く紅葉の名所、青森県黒石市の中野もみじ山が今季の見ごろを迎えている。30日も各地から多くの行楽客が詰めかけ、赤や黄色、オレンジなど鮮やかに色づいたモミジとカエデの風情を楽しんだ。
中野もみじ山は1802(享和2)年、付近の風景に魅せられた弘前藩主の津軽寧親(やすちか)公が中野不動尊にカエデの苗木を奉納、翌年にはモミジの苗木を移植したことが始まりとされる。年々評判が高まり、京都の嵐山になぞらえ「小嵐山(こあらしやま)」とも呼ばれるようになった。
この日は、青空から曇りや雨へ移り変わる不安定な天気だったが、行楽客は紅葉と中野川の渓流が織りなす自然美を堪能。むつ市の松田奏(みなと)さん(46)、香奈絵さん(47)夫妻は「さまざまな色の葉がつくるグラデーションが美しい」と話した。
市観光課によると、今季の紅葉は例年並みの今月17日ごろに始まったが、気温の高さで進行が遅れ、現在は約8割が色づいた状態。見ごろは11月3、4日ごろまで続く見込みとしている。
中野もみじ山は1802(享和2)年、付近の風景に魅せられた弘前藩主の津軽寧親(やすちか)公が中野不動尊にカエデの苗木を奉納、翌年にはモミジの苗木を移植したことが始まりとされる。年々評判が高まり、京都の嵐山になぞらえ「小嵐山(こあらしやま)」とも呼ばれるようになった。
この日は、青空から曇りや雨へ移り変わる不安定な天気だったが、行楽客は紅葉と中野川の渓流が織りなす自然美を堪能。むつ市の松田奏(みなと)さん(46)、香奈絵さん(47)夫妻は「さまざまな色の葉がつくるグラデーションが美しい」と話した。
市観光課によると、今季の紅葉は例年並みの今月17日ごろに始まったが、気温の高さで進行が遅れ、現在は約8割が色づいた状態。見ごろは11月3、4日ごろまで続く見込みとしている。