ユニークな生態見て 横手で「思ってたんとちがういきもの展」

水槽を泳ぐピラニアをじっくり観察する子ども
 生き物のユニークな生態を紹介する「思ってたんとちがういきもの展」が、秋田県横手市の秋田ふるさと村で開かれている。魚やカメ、フクロウなど国内外に生息する生き物約30種類が展示され、家族連れら来場者がじっくりと観察を楽しんでいる。来月28日まで。

 生き物たちの一般に知られているイメージとは異なる側面に着目した企画。エリマキトカゲの襟を閉じた姿が見られたり、水槽を泳ぐピラニアが、実は臆病な性格をしていることを紹介したりしている。


 ほかにも、大きなネズミのような見た目ながら、ゾウに近い身体的特徴を持つケープハイラックス、とげとげの体表が恐竜のようなフトアゴヒゲトカゲなども来場者の目を引いていた。


 隣接する別会場では、いきもの展と同じ日程で、世界中のカブトムシやクワガタ約25種類を集めた展示会「カブト・クワガタキングダム」も開催。「カブトムシの王様」ともいわれる全長約15センチ前後のヘラクレスオオカブトなどを間近で観察でき、子どもたちは「かっこいい」と興奮した様子だった。

 16日に家族と訪れた秋田市の向井龍梧君(9)=旭川小4年=は「寝ている時は緑一色なのに、起きると体の色が青や黄色などに見えるアカメアマガエルが面白かった。初めてギラファノコギリクワガタに触れてうれしかった」と話した。

 両イベントとも、午前9時半~午後5時(入場は4時半)。料金はそれぞれ3歳以上800円。セット券は1400円。問い合わせは秋田ふるさと村TEL0182・33・8800

横手市

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