弘前さくらまつり 仮装パレード盛大に


 弘前さくらまつりの前身・弘前観桜会が1918(大正7)年5月3日に初めて開かれたことを記念し、まつり会場の弘前公園で3日、仮装行列の集団などが公園内を練り歩くパレードが行われた。今年は新元号「令和」への改元を祝い、市民らが手作りの特製ちょうちんを掲げて行列に加わった。

 パレードは弘前観桜会記念事業として、市や弘前商工会議所などで組織する実行委員会が主催。青空の下、岩木文化協会の「ちんどん屋」を先頭に、仮装集団や岩木登山囃子(ばやし)愛好会、茂森新町と下新町のねぷた同好会など総勢約200人が行列を作り、追手門から東内門付近までを堂々と行進した。

 このうち市民ら約50人は改元と新天皇即位を祝し、令和の文字に桜の花がデザインされたものや桜色に塗られたものなど思い思いのちょうちんを携え、パレードを盛り上げた。

 一行は東内門付近に到着した後、セレモニーを開催。弘前中央高校書道部のパフォーマンスのほか、登山囃子とねぷた囃子の演奏が披露された。

 パレードを見た弘大付小1年の寺崎太智君は「仮装やお囃子がにぎやかで楽しかった」と話した。3日のまつりには13万人(まつり本部発表)が訪れ、ヤエベニシダレをはじめ遅咲きの桜の下でピクニックを楽しむ人々の姿が見られた。

「令和」の文字が書かれたちょうちんを掲げながら園内を練り歩く仮装集団

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