
秋田県北秋田市阿仁前田の市コンベンションホール「四季美館」内の売店で販売する森吉山(1454メートル)をデザインしたTシャツが、息の長いヒットを続けている。同店の植村美智子さん(43)=同市阿仁銀山=が2018年に手がけた商品で、植村さんの高校の後輩が勤める衣料ブランド「ビームス」が製作協力している。お土産としてだけでなく、地元の園児や住民がユニホームとして購入するケースもあるという。
阿仁前田地区から眺めた森吉山の稜線(りょうせん)を描き、森吉山の英語表記「MOUNT MORIYOSHI」を記したデザイン。紺、白、ピンクなど6色あるが、胸に白い雪山と青空を配した黒が1番人気だ。サイズはS~XL、子ども用120~160センチ。大人用2千円、子ども用1600円。
植村さんは、四季美館のテナント「前田商業会売店」に勤めている。Tシャツ製作のきっかけは、17年12月に大館鳳鳴高の1年後輩でビームスに勤める大館市出身の若松智之さん(42)と同市の居酒屋で再会したこと。その際に若松さんからオリジナルのTシャツを作らないかと持ちかけられたという。「おしゃれな人が普段から着られるTシャツがいい」などと盛り上がった。
植村さんは幼い頃から地元の森吉山が好きで、何度も足を運んでいる。若松さんとの再会から2カ月後には都内のビームス本社を訪問して森吉山の美しさを伝え、同社のブランド「ユニホームサーカスビームス」に製作を依頼した。「完成品を見た時はすごくいいデザインに仕上がったと思い、わくわくした」と植村さん。18年の森吉山の山開き(5月3日)から販売を開始し、目標だった60枚を2カ月ほどで売り切った。
発売から4年がたっても売れ行きは好調で、年に4回以上は追加発注しているという。主な購買層は20~40代の若い世代。グループや団体から注文が入ることもあり、パーカやトートバッグといった関連商品も生まれた。ユニホームサーカスビームスのホームページでも紹介されている。
製作を担当したビームスの中村尚史さん(45)は「これだけ追加発注が続くケースは珍しくうれしいこと。こちらからも新たな商品の提案をしていきたい」と話す。
北秋田市の認定こども園「しゃろーむ」では、年長クラスが毎年7月の森吉山登山でこのTシャツを着用している。同園は「チーム意識を持とうと同じTシャツで登山している。子どもが着ているのを見て、おそろいで保護者が購入するケースもあるようだ」としている。
20年3月からはインターネットでも販売。自らも愛用している植村さんは「Tシャツで森吉山のPRにつなげたい」と話している。前田商業会売店TEL0186・75・3570
阿仁前田地区から眺めた森吉山の稜線(りょうせん)を描き、森吉山の英語表記「MOUNT MORIYOSHI」を記したデザイン。紺、白、ピンクなど6色あるが、胸に白い雪山と青空を配した黒が1番人気だ。サイズはS~XL、子ども用120~160センチ。大人用2千円、子ども用1600円。
植村さんは、四季美館のテナント「前田商業会売店」に勤めている。Tシャツ製作のきっかけは、17年12月に大館鳳鳴高の1年後輩でビームスに勤める大館市出身の若松智之さん(42)と同市の居酒屋で再会したこと。その際に若松さんからオリジナルのTシャツを作らないかと持ちかけられたという。「おしゃれな人が普段から着られるTシャツがいい」などと盛り上がった。
植村さんは幼い頃から地元の森吉山が好きで、何度も足を運んでいる。若松さんとの再会から2カ月後には都内のビームス本社を訪問して森吉山の美しさを伝え、同社のブランド「ユニホームサーカスビームス」に製作を依頼した。「完成品を見た時はすごくいいデザインに仕上がったと思い、わくわくした」と植村さん。18年の森吉山の山開き(5月3日)から販売を開始し、目標だった60枚を2カ月ほどで売り切った。
発売から4年がたっても売れ行きは好調で、年に4回以上は追加発注しているという。主な購買層は20~40代の若い世代。グループや団体から注文が入ることもあり、パーカやトートバッグといった関連商品も生まれた。ユニホームサーカスビームスのホームページでも紹介されている。
製作を担当したビームスの中村尚史さん(45)は「これだけ追加発注が続くケースは珍しくうれしいこと。こちらからも新たな商品の提案をしていきたい」と話す。
北秋田市の認定こども園「しゃろーむ」では、年長クラスが毎年7月の森吉山登山でこのTシャツを着用している。同園は「チーム意識を持とうと同じTシャツで登山している。子どもが着ているのを見て、おそろいで保護者が購入するケースもあるようだ」としている。
20年3月からはインターネットでも販売。自らも愛用している植村さんは「Tシャツで森吉山のPRにつなげたい」と話している。前田商業会売店TEL0186・75・3570