郷土料理の冷凍食品開発 弘前・菊富士

菊富士が開発した郷土料理の冷凍食品5品。写真は解凍した状態

 青森県弘前市の創作郷土料理店「菊富士」が、人気の郷土料理の冷凍食品を開発し18日、第1弾5品を発売した。新型コロナウイルス禍による県内外からの観光客減少を受け、懐かしの味をどこでも楽しんでもらえるようにする。

 開発したのは「いがめんち」「けの汁」「貝焼き味噌(みそ)」「リンゴと帆立のグラタン」「若生(わかおい)おにぎり」。味を損なわないよう調理直後に急速冷凍しており、湯煎などで解凍して食べる。

 菊富士では21あおもり産業総合支援センターなどのサポートを受け、約1年前から開発を進めてきた。卵とじのフワフワ感を出すことなどに苦労したという。

 今後はレトルト調理品なども発表予定。板垣重敏社長は「弘前観光に来られなかったり帰省できなかった人にも味わってほしい」と話した。

 価格は税別700~1200円で送料別。同店ネットショップでは21日から発売予定。

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