ソメイヨシノの花芽を確認する海老名さん=8日午後、弘前公園北の郭

 青森県弘前市は8日、今季3回目となる弘前公園の桜の開花予想を発表した。園内のソメイヨシノはこれまでの予想と変わらず、19日開花、24日満開の見通し。開花日、満開日とも平年より3日早い予想。

 市公園緑地課の桜守・海老名雄次さんらが本丸の北の郭(くるわ)にある標準木の花芽を確認した。外堀は18日開花、23日満開、西堀の桜のトンネルは20日開花、25日満開。

 今後は気温が高い日が続く見通しだが、最近1週間の気温が前回予想時(1日)より低く推移したため、開花予想日を据え置いた。7日、市内で積雪を観測したことについて、海老名さんは「このところ乾燥気味だったので、桜にとって潤いになったのでは。悪い影響はないと思う」と話した。

 8日は、21日から準まつり体制に入る弘前さくらまつりの混雑に備え、弘前公園物産館前と四の丸を結ぶ賀田(よした)坂付近の雑踏警備訓練も行われた。

 賀田坂は出店が並び、通路が細いため人の滞留が起こりやすい。新型コロナウイルス禍で昨年は一方通行としたが、今年は左側通行に変更し行ったり来たりできるようにする。混雑時は物産館前と賀田橋前に人垣をつくり、新たな進入を制限する。

 訓練は市職員や弘前警察署員など関係者約40人が参加。混雑を示す看板を掲げ「立ち入りをご遠慮ください」「迂回(うかい)をお願いします」などと呼びかけた。

 訓練は雑踏事故の未然防止のため2012年から行っている。

混雑に備え、来園者の誘導訓練を行うさくらまつり関係者

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