憩いのブックカフェ開店 宮古「ことの葉」文学、絵本並ぶ空間

ブックカフェ「ことの葉」で語り合う熊坂伸子さん(右)
 誰もが読書と飲食を楽しみながら一息つける憩いの場に-。宮古市和見町に14日、ブックカフェ「ことの葉」がオープンした。昨年末に政治活動を離れた元市議の熊坂伸子さん(69)が運営。新型コロナウイルス禍で誰かと言葉を掛け合う機会が減る中、交流機会の創出や本を通じた言葉との出合いに一役買う。

 蔵書は文学や医学、哲学のほか児童書や絵本も含め約1万3千冊。3階建ての建物のうち1、2階を改装した。1階はコーヒーや紅茶、軽食を提供するカフェを併設し、本を読んだり会話を楽しみながら集える空間にし、誰でも自由に弾けるピアノも置いた。

 1階奥にはキッズルームを設け、絵本や児童書が並ぶ。おむつ替えや授乳もできるよう配慮した。2階は読書や学習、仕事に集中するための空間で、無線LAN「Wi-Fi」も用意した。バリアフリーに対応しており、1階トイレは車いすでも利用できるほか、エレベーターも備えている。

 建物は元々、夫で市長を務めた義裕さん(70)が1階部分を私設図書室として一般に開放。2階は亡くなった母が以前暮らすなどしていた場所だったが、憩いの場に生まれ変わった。カフェの切り盛りは姉の嶋田ひろ子さん(72)が協力する。

 伸子さんは「赤ちゃんからお年寄りまでいろいろな方の“ちょっとした居場所”になったらうれしい。デジタルの時代だが、子どもたちに紙の本の良さも知ってほしい」と願う。

 無料で5冊まで5週間貸し出す。熊坂内科医院の駐車場を利用可能。営業は祝日を除き毎週月、水、木曜の午前10時~午後4時。問い合わせは同カフェ(0193・62・5954)へ。

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