シラカバ香るビール 久慈出身の男性、古里の樹液で仕込み

シラカバ樹液の甘さを感じることができるクラフトビール「雨露霜雪」
 東京都三鷹市でクラフトビール醸造所を経営する小笠原恵助さん(46)=久慈市田屋町出身=は、同市産シラカバ樹液を使ったビール「雨露(うろ)霜雪(そうせつ)」を27日から販売する。2019年のホウレンソウ、ヤマブドウに続く第3弾。樹液の甘さを感じられる飲みやすいビールに仕上がり、注目を集めそうだ。

 お披露目会は23日、同市中央のヨムノスで遠藤譲一市長ら関係者20人が出席して開かれた。東京からオンラインで出席した小笠原さんは「シラカバ樹液の香りを表現した。すっきり、さらりとした喉ごしで、ビールが苦手な方でも飲みやすくした」と紹介した。

 遠藤市長は「平庭高原のシラカバ再生事業に取り組んでいる。40年の大事業ではあるが、ビール販売によって多くの方々に発信していただきたい」と感謝した。

 同市で地域づくりに取り組むNPO法人北さんりく創研(日当光男筆頭理事)が、11月下旬に山形町白樺(しらかば)樹液生産組合のシラカバ樹液(150リットル)を小笠原さんに発送。すぐに仕込みを開始した。

 330ミリリットル瓶入り594円で、800本販売。同市内の酒販店4店や平庭山荘、飲食店などで取り扱う。NHK連続テレビ小説のロケ地となった久慈、気仙沼、福島の3市で運営する「情報発信ステーションおかえり館」(東京都)でも販売する。

 小笠原さんは久慈商高(現久慈東高)を卒業後に上京し、デザイン事務所などで働いた。クラフトビールのラベルをデザインしたことをきっかけにのめり込み、18年7月に醸造所を立ち上げた。

 地元の力になることをしたいと考えていたところに、同法人が久慈産食材を使ったビール醸造の企画を持ち掛け始まった。今後、第4弾の特産ビールの醸造を計画している。

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