伊勢堂岱縄文館、月別入館者最多に 修学旅行客が押し上げ

入館者に遺跡について説明する縄文館の中嶋俊彦館長(右)=3日
 秋田県北秋田市脇神の伊勢堂岱遺跡のガイダンス施設・伊勢堂岱縄文館の10月の入館者数は3453人となり、月別で過去最多を記録した。県内の中学、高校の修学旅行など団体の見学が多かったほか、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されて県外客が増えたことが要因だ。



 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)は5月、伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産への登録を勧告。これ以降、入館者が増え始めた。

 運営する市によると、世界文化遺産登録後の8月には3375人が来場。このうち県外客は493人だった。9月は3319人が入館し、県外客は424人。10月の入館者数は3453人で、うち県外客は734人と大きく増えた。



 10月は修学旅行などの団体予約が63件あって入館者数を押し上げ、月別で過去最多となった。10月の入館者数は2018年が1293人、19年が940人、コロナ禍の20年は886人と年々落ち込んでいたが、今年一気に盛り返した形だ。

 年度ごとの入館者数は、これまで16年度の1万184人が最多だった。しかし本年度は9月の時点でその人数を突破。10月31日までに1万5654人が訪れている。

 伊勢堂岱遺跡は11月から4月中旬まで冬季閉鎖となるが、伊勢堂岱縄文館は開館しており、11月以降もツアーや修学旅行といった団体予約が入っている。

 市教育委員会生涯学習課は「多くの人に来てもらったが、新型コロナの影響でボランティアガイドの活動は十分できなかったのが残念。遺跡の冬季閉鎖が終わった後の来年のゴールデンウイークには、さらにたくさんの人に来館してもらえるよう受け入れ準備をしていきたい」としている。

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