弘前の忍者集団「早道之者」が絵本に

弘前市で発見された忍者屋敷を前に、絵本をPRする清川教授(中央)ら

 かつて弘前藩に実在した忍者集団「早道之者(はやみちのもの)」を題材に、青森大学総合研究所は同大の清川繁人教授が監修した絵本「弘前にんじゃ昔ばなし」をつくった。前半は絵本、後半は早道之者に関する読み物となっており、子どもから大人まで楽しめる観光ガイドブックも兼ねた内容。青森県弘前市内の小学校などに贈る予定で、関係者が10月28日、桜田宏市長を訪ね報告した。

 親交のある佐賀県嬉野市の九州忍者保存協会が同様の絵本を出したことを受け、弘前藩で忍びに関係した3人を取り上げ絵本を作成した。さらに忍者と秘密道具、青森県の忍者の起源が弘前藩初代藩主・津軽為信公にあること、弘前市に現存する忍者屋敷、江戸時代初期の弘前城と城下町の地図などを紹介している。

 絵本は2千冊作製し、同市内の小学校などに贈る予定で、28日、清川教授と青森大学忍者部の元部長で忍者ツアーガイドも務める横井小春さん(22)、現忍者部部長の木村太伊華(たいが)さん(20)、副部長の錢谷叶(かなう)さん(20)が桜田市長と懇談。

 忍者部などが協力し、弘前公園や忍者屋敷を巡るツアー「弘前藩『早道之者』真実の忍者を知る旅」を行っていることを踏まえ、より幅広く、地元の協力も得た、忍者に関連したさまざまな観光振興へのアイデアを出した。

 絵本はB5サイズ42ページ。問い合わせは同研究所(電話017-738-2001)へ。

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