小さな“見立て”世界「ミニチュア・ライフ展」


 ミニチュア写真家田中達也さんが制作したミニチュアの現物と、作品を収めた写真約150点を展示する「MINIATURE LIFE展~田中達也 見立ての世界~」(青森朝日放送主催、東奥日報社共催、青森県民共済生活協同組合特別協賛)が16日、青森市の東奥日報新町ビル3階New’sホールで開幕する。15日には同会場で開幕式と内覧会を開催。日常見掛けるさまざまなモノを、別のモノに“見立て”て表現された、ユーモラスで不思議な世界が広がっている。

 田中さんは1981年熊本市生まれ。大学卒業後、ミニチュア人形を使った撮影を始め、インスタグラムなどで発表して人気に。現在は鹿児島県を拠点に活動し、2017年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」のオープニング映像を手掛けたことでも知られる。

 会場には、アボカドを南の島に見立てた「アボカ島」や、青い表紙のメモ帳を使ってリゾート気分を楽しむ「リアルなメモ=メモリアル」、フランスパンを新幹線のように実際に走行する「新パン線」など、豊かな発想で作られた作品や写真がずらりと並ぶ。

 開幕セレモニーでは相徳公正・青森朝日放送社長のあいさつに続き、田中さんが「展覧会を通して発想の転換を感じてもらえれば。家の中で楽しめる作品や青森のリンゴをモチーフにした作品もあるので、ミニチュアを見に来て楽しんで」と呼び掛けた。

 会期は11月28日まで。開館は午前9時半から午後5時半(入場は同5時まで)。入場料は一般・大学生1200円、小学~高校生700円、未就学児は無料。問い合わせは青森朝日放送(電話017-762-1111、平日午前10時~午後6時)へ。

ミニチュア写真家田中達也さんのユニークな作品が並ぶ「ミニチュア・ライフ展」=15日午後、青森市の東奥日報新町ビル3階New’sホール

メモ帳をリゾート地に見立てた「リアルなメモ=メモリアル」

ミニチュア人形が辞書を登る「問題の解き方は人それぞれ」

テニスボールを並べた「日々の鍛錬に近道など無い」

ブラシをモチーフにした「田舎ぶらし」

食品サンプルを使った「ひと泡吹かされ中」

ボルトをモチーフにした作品「すごい勢いで回転しながら落ちていきます」

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