合掌土偶、空へ JALが縄文ジェット運航


 日本航空(JAL)は5日、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録を記念し、ボーイング737の特別塗装機「JAL JOMONジェット」の運航を開始した。

 機体には「おめでとう!世界文化遺産登録」のメッセージと、合掌土偶や土器などの絵を大きくあしらった。今年の「縄文あおもりカレンダー」の表紙にもなった、八戸市の白銀小3年・蜂屋匠洋(こうよう)君(9)が描いたイラストを採用している。

 青森空港で行われた出発式で、三村申吾知事は「蜂屋君、良い絵を描いてくれてありがとう。自然と共生する縄文の心を表現してくれた」、日航の安井勝一青森支店長は「素晴らしい飛行機が全国を1年間飛び、縄文の素晴らしさを発信できれば」とあいさつ。関係者が「ジョーモン、ゴー」の掛け声で就航を祝った。

 駐機場で自身の絵がペイントされた飛行機を見た蜂屋君は「すんごくびっくりした。日本中の人に乗ってほしい」と感激していた。

 特別機の運航は、日航が県の「あおもりJOMONプロモーション」事業に提案し採択された。2022年秋ごろまで全国を飛び回る。三沢空港には、10日午前9時着の羽田発の便で初お目見えする予定。

自らのイラストが描かれた飛行機をバックに記念写真に納まる蜂屋君(左から3人目)=5日、青森空港

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