いのっちねぷたを興味津々な様子で見る子どもたち

 世界文化遺産登録が見込まれる「北海道・北東北の縄文遺跡群」の盛り上げを図ろうと、青森県弘前市の観光施設・津軽藩ねぷた村(中村元彦理事長)は、遺跡群のひとつ、同市の大森勝山遺跡近くの遺跡で出土した猪(いのしし)形土製品を模したねぷたを製作している。

 同土製品「いのっち」は、十腰内(2)遺跡から見つかり、2011年に国重要文化財に指定されている。ねぷた村は6月、つがる市の亀ケ岡遺跡から出土した遮光器土偶と、八戸市の風張(1)遺跡から出土した合掌土偶を題材にしたねぷたを作っており、今回は第3弾。直径12センチ、同6センチのねぷたを施設内で作っており、26日、同施設を訪れた親子連れらが製作の様子などに見入っていた。

 同施設は干支(えと)ねぷたでイノシシも製作しているが、いのっちねぷたは縄文柄で黒目がちのかわいらしい表情に仕上げた。

 職人の檜山和大さん(48)は「弘前市にも縄文文化が根付いていた。いのっちねぷたをきっかけに、大森勝山遺跡にも足を運んでいただければ」と話した。27日から同施設などで販売する。

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