
秋田県上小阿仁村でホウズキなどを栽培する「たじゅうろう農園」を営む鈴木孝明さん(67)が村で初めてとなる農泊「奥秋田 百笑(ひゃくわらい)」を立ち上げて半年。新型コロナウイルス禍とあって一般客の受け入れはまだ行っていないが、収束後を見据え、本格稼働へ向けた準備を進めている。
百笑は、空き家となっていた木造2階建ての親戚宅を鈴木さんが購入し1月に開業。1日最大6人程度の宿泊を想定しており、宿泊客はたじゅうろう農園で農業体験ができる。名前には「百姓」と、「たくさん笑って明るい未来を築いてほしい」との思いを込めたという。
開業後は新型コロナ感染対策のため、観光関係者による視察のみ受け入れ、どうすれば収束後にインバウンド(訪日外国人客)を含めた観光客が訪れるか、さまざまな意見を寄せてもらっている。
27、28の両日は、村や北秋田市など県北4市町村でつくる地域連携DMO(観光地域づくり法人)「秋田犬ツーリズム」が百笑に宿泊し村内を巡るモニターツアーを開催。村の地域おこし協力隊の2人と、ANAグループの客室乗務員と地上スタッフから大館市の協力隊に着任した2人の計4人に参加してもらった。
27日には五反沢大滝を見学後、村唯一の温泉「山ふじ温泉」で入浴。百笑に泊まり、翌28日にはたじゅうろう農園で栽培しているズッキーニの収穫を体験した。より魅力的な体験内容を提供するため、ツアー後にはアンケートも実施した。
参加した大館市の協力隊員小尾由布子さん(38)=神奈川県出身=は「自分が食べる野菜がどのようにできているのかが分かり、生産者に会えるのは貴重で観光としても面白いのでは」と話した。
百笑と秋田犬ツーリズムは今後も連携してモニターツアーを開く予定。鈴木さんは「ツアー参加者によるアンケートで寄せられる意見は非常に参考になる。収束までの間に、さまざまな声を聞いて農泊メニューの充実を図っていきたい」としている。
百笑は、空き家となっていた木造2階建ての親戚宅を鈴木さんが購入し1月に開業。1日最大6人程度の宿泊を想定しており、宿泊客はたじゅうろう農園で農業体験ができる。名前には「百姓」と、「たくさん笑って明るい未来を築いてほしい」との思いを込めたという。
開業後は新型コロナ感染対策のため、観光関係者による視察のみ受け入れ、どうすれば収束後にインバウンド(訪日外国人客)を含めた観光客が訪れるか、さまざまな意見を寄せてもらっている。
27、28の両日は、村や北秋田市など県北4市町村でつくる地域連携DMO(観光地域づくり法人)「秋田犬ツーリズム」が百笑に宿泊し村内を巡るモニターツアーを開催。村の地域おこし協力隊の2人と、ANAグループの客室乗務員と地上スタッフから大館市の協力隊に着任した2人の計4人に参加してもらった。
27日には五反沢大滝を見学後、村唯一の温泉「山ふじ温泉」で入浴。百笑に泊まり、翌28日にはたじゅうろう農園で栽培しているズッキーニの収穫を体験した。より魅力的な体験内容を提供するため、ツアー後にはアンケートも実施した。
参加した大館市の協力隊員小尾由布子さん(38)=神奈川県出身=は「自分が食べる野菜がどのようにできているのかが分かり、生産者に会えるのは貴重で観光としても面白いのでは」と話した。
百笑と秋田犬ツーリズムは今後も連携してモニターツアーを開く予定。鈴木さんは「ツアー参加者によるアンケートで寄せられる意見は非常に参考になる。収束までの間に、さまざまな声を聞いて農泊メニューの充実を図っていきたい」としている。