「感謝の桜」つなぐ絆 山田の仮設跡地付近、元住民が植樹

解体が進んだ仮設住宅跡地(画面奥)そばに植えた桜の花を見ながら、年月の経過に思いをはせる元住民ら
 東日本大震災の被災者ら最大141世帯が入居し、昨年解体された山田町織笠の織笠第3、第4仮設住宅の跡地付近に植えられた「感謝の桜」が見頃を迎えている。本設再建のめどが立ち始めた2015年に住民が支援団体と協力して植樹し、昨春から花をつけ始めた。新型コロナウイルス感染症予防のため、元住民約50人で集まる花見は昨年に引き続き今年も中止になったが、来年以降に桜の下で再会できることを心待ちにする。

 同仮設住宅自治会の役員を務めた4人は今月上旬、現地を訪れ、開花した3本のオオヤマザクラに見入った。すぐそばでは仮設用地を地権者に返還するための工事が進む。「(仮設を)出たのはいつだったか」「もう5年になるのか」などと言葉を交わし、時間の経過をかみしめた。

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