客足回復へ光触媒で抗菌 宮古のラーメン店、店内コーティング

店内を光触媒で抗菌コーティングしたラーメン店「大久保」。感染対策を徹底し、利用客回復を目指す
 新型コロナウイルス感染症が拡大する中、利用客減に苦しむ宮古市の飲食店が独自対策で集客に励んでいる。同市崎鍬ケ崎のラーメン店「大久保」で、店内を抗菌効果があるとされる光触媒でコーティングし、太陽光や人工光に反応して菌やウイルスを不活性化させる。バスや鉄道車両で導入が進んでいるが、県内飲食店では珍しく、対策を徹底し客足回復を目指す。

 同店は天井や壁、床、テーブル、トイレなど店内全体に光触媒コーティングを施した。光が当たるたびに二酸化チタンが反応し、付着したウイルスなどの有害物質を無害化する。光触媒による抗菌は、バスや鉄道のほか、関東圏では飲食店でも普及し始めている。

 野菜たっぷりのタンメンが看板商品の同店は、子どもから高齢者まで幅広い年代の客から人気を集めているが、コロナの影響で売り上げは例年の3分の2程度に落ち込む。席数を減らし、駐車中の車内でも食べられるサービスなども実施しているが、国の小規模事業者持続化補助金(コロナ特別対応型)を活用し、より踏み込んだ対策を講じた。

 他の飲食店も空調整備、空気清浄機やついたての設置、トイレ、水道の自動水栓化など多様な感染対策に取り組んでいる。宮古商工会議所中小企業相談所の佐々木秀史所長は「コロナの影響が続く中で、特に飲食、理美容関係の事業者は感染対策を懸命に模索している。光触媒は興味深い取り組みだ」と関心を示す。

 店を経営する大久保秀司さん(53)、久枝さん(53)夫妻は「安心して食事を楽しんでもらうため、できる対策に全て取り組みたい。他店の参考にもなれば」と意図を語る。

 大久保の営業時間は午前11時~午後3時。定休日は第1火曜日と毎週水曜日。

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