「海恋コロッケ」味な連携 三陸産スケトウダラ+秋田産ハタハタ

秋田のハタハタと三陸のタラを合わせた「海恋コロッケ」を手にする徳江邦子社長
 太平洋と日本海の幸による強力タッグが実現した。宮古市藤原の水産加工業丸徳(徳江邦子社長)は、三陸産スケトウダラと、秋田県漁協(秋田市、加賀谷弘組合長)が提供する秋田産ハタハタで新商品「海恋コロッケ」を開発。魚をすり身にし、コロッケ風の揚げかまぼこに仕上げた。両者は“味の横軸連携”の発展を期待している。

 かまぼこは、うま味の強いタラと、淡泊で上品な味わいのハタハタをすり身にしてブレンド。コーンやニンジン、グリーンピースなども交ぜて揚げ、見た目と味にアクセントを加える。

 秋田名物のハタハタを同漁協は、鮮魚と「ハタハタすし」用に加工した切り身を中心に出荷していた。昨冬ごろ、加工商品にも販路を広げようと、東北の水産加工会社から協力会社を探し始め、丸徳にたどり着いた。手作りの製法にこだわる同社のタラのすり身を使った揚げかまぼこ「ミヤコロッケ」が連携の決め手になった。

 同漁協業務課の小西貴史係長(41)は「ミヤコロッケがおいしく、ハタハタを合わせてほしいと思った。海恋コロッケを秋田のイベントで提供したところ、予想以上の反響があった」と期待する。

 宮古市の同社工場で、すぐに食べられる揚げたて(1個150円)と冷凍(2個入り300円)を直売する。水、日曜定休。秋田県では産直施設や道の駅を中心に取り扱っている。

 徳江社長(64)は三陸道や宮古盛岡横断道路の整備で、日本海側への移動時間が短縮されていることを挙げ「こうした連携が他の分野でも広がればいいのではないか」と思い描く。

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