元貴乃花が応援団長 横手の酒蔵、社名「大納川」で再出発

再出発した大納川の(右から)備前前社長、田中社長、応援団長の花田さん、住山会長
 「大納川(だいながわ)」の醸造元で、秋田県横手市大森町の備前酒造本店が体制を一新、社名を「大納川」に変更して再出発した。13日に同市の横手セントラルホテルで事業譲渡調印式を行うとともに、元貴乃花親方(元横綱)の花田光司さんの応援団長就任式、新商品「國酒 貴乃花」の説明会を開いた。

 新社長には10年にわたり多くの酒蔵の再生を手掛けてきたBOON(富山)社長の田中文悟さん(42)が就任。調印式には備前雄一前社長、花田さん、新会長に就任した住山誠一さんも出席した。

 調印を終え、備前前社長は「横手市大森町で酒造りのともしびが続くことを喜んでいる」と述べ、田中社長は「飲む人の心を酔わせる酒造りに取り組み、地元の人が誇れる酒蔵に育てる」とあいさつした。

 応援団長の花田さんは田中社長、住山会長と公私ともに付き合いがあるといい、「2人の日本文化再生に懸ける意気込みに共感した。町の経済発展につながると信じる。造り手と一緒になって秋田を世界に発信していく」と力を込めた。

 「國酒 貴乃花」は、精米歩合の異なる「磨き三割五分」と「磨き四割五分」の2種類。ともに720ミリリットル入りで、三割五分が1万2千円(税別)、四割五分が8千円(同)。

 酒造好適米の「秋田酒こまち」を100%使用しており、田中社長は「県産のコメ、水、人で造ったオール秋田の商品」と胸を張る。濃厚な味わいと豊かな香りが特徴で、田中社長は「ワイングラスで飲めば香りが反響し、余韻を楽しめる」と話した。

 大納川は売り上げ倍増を目指し、蔵でイベントを積極的に行うなどして発信力を高めていく方針。

横手市

秋田
「ワンピース」複製原画にファン感激、まんが美術館で企画展
秋田
生育不良ながらも90キロ! ジャンボスイカ、藤原さんV3
秋田
皆川家3代、初の合同展 東京・銀座に個性的な彫刻13点
秋田
猛毒コバルトヤドクガエル! ぶっとんだ生き物集合、横手
秋田
横手のホップ、四つの味わい 県内醸造所製造のビール、販売開始