大滝サウンド 地元色 出身地奥州・江刺で企画展

大滝詠一さんが手掛けたレコードや雑誌記事がずらりと並ぶ企画展。訪れた人が熱心に眺めている
 奥州市江刺出身の音楽家大滝詠一さん(1948~2013年)の業績を紹介する企画展が、同市江刺岩谷堂の歴史公園えさし藤原の郷で開かれている。大滝さんが作った曲のレコードやCD、雑誌記事の切り抜きなど約700点がずらりと並ぶ。代表曲「君は天然色」を東北新幹線水沢江刺駅の発車メロディーにしようと住民活動が展開されていることを踏まえ、同園が地元のスターの半生に触れてもらおうと企画した。11月8日まで。

 展示品は江刺大滝詠一顕彰会長の高橋晋(すすむ)さん(57)が約40年かけて集めた自慢のコレクション。大滝さんは「夢で逢えたら」「風立ちぬ」などの人気曲の作曲をはじめ、高橋さんによると生涯で約200曲を手掛けた。会場には大滝サウンドが流れ、ファンらが懐かしさをかみしめながら眺めている。

 一関市山目の会社員岩渕克也さん(57)は「昔から大好きで展示品の多さに感動した。CMソングなどいつも身近に聞いていた楽曲をたくさん生み出していて、岩手の誇りだ」と笑顔を見せる。

 奥州市内では、地元の大滝詠一応援団(石川悦哉団長)などの有志が昨年から発車メロディー実現に向けた署名活動などを展開。今回の企画展は実現への機運を高めようと同応援団や同顕彰会が協力した。高橋さんら有志でつくる「水沢江刺駅発車メロディ導入実行委員会」(会長・小沢昌記市長)は6月にJR盛岡支社に要望書を提出するなどしている。

 高橋さんは「デビューからのレコードや雑誌記事などを網羅する形でそろえている。地元出身者が唯一無二の素晴らしいサウンドを世に生み出したことを知ってほしい」と願う。

 午前9時~午後5時で、観覧には同園の入場料が必要。同園は8月31日まで県内在住者の入場料を半額とし、大人400円、高校生250円、小中学生150円となっている。問い合わせは同園(0197・35・7791)へ。

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