盛岡文士劇が中止 東京公演は来年度以降

昨年の盛岡文士劇で、会場を沸かせた現代物「恋はトライ&トライ」を熱演する出演者=2019年11月、盛岡市松尾町・盛岡劇場
 盛岡文士劇の実行委(会長・三浦宏岩手日報社相談役)は25日、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、12月5、6日の第26回公演を中止、来年1月17日の東京公演を2021年度以降に延期することを決めた。実行委によると、文士劇の中止・延期は初めてとなる。

 25日の実行委の会合で承認した。判断の理由について▽感染が収束しない中では市の文化を発信しようとする事業の目的を果たせない▽舞台や客席で人との距離を確保した実施が困難▽入場制限がある中では採算確保が難しい-ことなどを挙げた。

 三浦会長は「市民やキャスト、スタッフの安全を第一に考えた。楽しみにしてくれている方は多いが、ご理解をいただきたい。来年以降は復活させることを大前提に検討していきたい」と説明する。

 盛岡文士劇は1949(昭和24)年に始まった。62年に中断したが、復活を望む声が高まり95年に復活。地元の作家やアナウンサーらが出演し、盛岡の冬の風物詩として知られる。

 昨年の公演は2日間で計1761人を動員した。17年に行われた初の東京公演は2日間で計1102人が来場。4年ぶりの実施を予定していた。

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