カッパ淵にカフェオープン 住民有志、自慢のソフトも

開放感ある造りの「かっぱの茶屋」。周囲にはホップ畑が広がる
 年間7万人が訪れる遠野市を代表する観光スポットのカッパ淵=同市土淵町=そばに16日、住民手作りのカフェ「かっぱの茶屋」がオープンする。地域の魅力を発信し、観光客らと交流できる憩いの場を設けようと有志9人が一念発起。新会社を設立し、地元雇用で運営する。店内では数種類のソフトクリームを楽しめるほか、おみやげも充実。地域の結束を強める場としての活用も期待される。

 木造平屋の店内(86平方メートル)は柔らかな日差しが注ぎ、開放感ある造り。テラス席を含め、最大20人余が滞在できる。周囲はホップ畑が広がり、夏季は壮大な緑のカーテンに包まれる。

 店の看板メニューは、座敷わらしの好物とされるあずき味のソフトクリーム。甘さ控えめで、性別や世代を問わず楽しめそうな味だ。飲み物はコーヒーやジュースに加え、生ビールも提供。カッパの木彫りなど地元の工民芸品も取り扱う。

 カフェ開業には「土淵の元気を引き出したい」との有志の願いが詰まっている。市内で自動車販売整備業を営む留場和夫さん(69)ら9人が発起人となり、地域活性化を目指す会社「遠野郷」を昨年9月に設立。地域の魅力の深掘りや交流人口の拡大を目指す第1弾事業として、準備を進めてきた。

 カフェでは地元女性6人の雇用を実現。継続した物販強化も見据える。遠野郷の社長に就いた留場さんは「新型コロナウイルス感染症の広がりには最大限警戒する」とした上で「住民と観光客が交流し、地域を盛り上げるアイデアが飛び交う空間にしたい」と思い描く。

 午前10時~午後4時。不定休。問い合わせは同店(0198・62・3777)へ。

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