アロニアで新メニュー 盛岡・来月商品化実現目指す

ケーキに添えてアロニアのペーストを紹介する山崎文子さん(手前)
 盛岡市砂子沢で生産する果樹のアロニアの効果に着目し、福祉事業者らがメニュー作りを進めている。抗酸化作用を持つアロニアの特性を生かし、熱を加えないペーストや、岩泉ヨーグルトなど相性のいい乳製品との組み合わせを考案。3月の商品化を目指す。盛岡特産を手軽に味わうことで知名度の向上を図るとともに、農福連携の取り組みとしても注目される。

 3日は同市盛岡駅西通のアイーナ内の「杜のカフェ」で、発案者のグラフィックデザイナー山崎文子さん(70)=同市上田=が報告会を開き、生産者や市関係者ら11人が出席。

 山崎さんは、冷凍アロニアと岩泉のむヨーグルトを混ぜたシェイクと、アロニアとブルーベリーとシロップを混ぜたペーストを紹介。同カフェを運営する特定非営利活動法人フラット寺町の利府みちる統括管理者(71)は、試作品のレアチーズケーキとクッキーを提供した。

 同法人では今後さらに試作を重ね、3月ごろの発表会を目指す。利府さんは「色がきれいで、並ぶとかわいい。さまざまな商品を展開したい」と見据える。生産者の藤原八重子さん(72)は「(福祉事業者との)縁が生まれ良かった」と喜ぶ。

 北米原産のアロニアには食物繊維や、抗酸化作用や目の疲労回復などに効果があるとされるアントシアニンが含まれる。砂子沢アロニア生産組合によると、同組合員の栽培農家は19年度11戸で出荷量は約2トン。

 これまでもさまざまな商品が出ているが、熱を加えないのは珍しく、山崎さんは「一粒の特性を生かしながら、気軽に摂取してほしい。特産を知ってもらうとともに、福祉にも役立ててもらいたい」と願う。

盛岡市

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