「笑・EMI」出発進行 内陸線、窓向き座席の観光列車登場

沿線の風景を楽しめる「笑 EMIシート」
 秋田内陸線の新たな観光列車「AKITA SATOYAMA TRAIN『笑 EMI(えみ)』」が31日、秋田県北秋田市阿仁銀山の阿仁合駅でお披露目された。朱色の外装と「レトロモダン」をテーマにした内装が目を引く車両で、1日から運行が始まった。

 阿仁合駅で行われたお披露目会には北秋田、仙北両市や観光団体の関係者ら約50人が出席。秋田内陸縦貫鉄道(北秋田市)の吉田裕幸社長は「素晴らしい列車が出来上がった。多くの人に気軽に乗車してほしい」とあいさつ。フリーアナウンサーの相場詩織さんに新列車PR大使の委嘱状と帽子を手渡した。ホームでのテープカット後は、応募者ら38人が試乗を楽しんだ。

 新車両は長さ18・5メートル、高さ約3・8メートル、幅2・7メートルで42席ある。県の「秋田犬の里魅力アップ促進事業」の4100万円を活用し、1989年製の車両を全面改修した。内外装は都内のデザイナー川瀬和幸さんが担当。外観には森吉山や秋田犬をデザインしている。

 車内は沿線の景色を楽しめるよう窓を向いた座席「笑 EMIシート」(12人分)を設置。天井は組子細工やイタヤ細工を思わせる模様となっている。コンセントや無料Wi-Fi(ワイファイ)なども備えている。

 新車両は1日から土、日曜の急行列車に使用。貸し切り列車や企画での活用も検討している。車内と鷹巣、阿仁合、角館駅売店ではノートや缶バッジなどオリジナルグッズ6種類と比内地鶏を使用した弁当を販売する。

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