「天筆」カラーの雑貨完成 六郷高生手作り、11日から販売

天筆カラーのポーチを作った教養部員たち
 秋田県美郷町の六郷高校の生徒が、来月11~15日に開かれる町の小正月行事「六郷のカマクラ」で、願い事を記す「天筆」に見立てた手作りのポーチと小物入れを販売する。今年は雪不足で竹うちとどんと焼き、実行委員会による天筆掲揚が中止となる。生徒たちは「中止は悲しいけど、その分、天筆グッズで小正月行事を盛り上げたい」と意気込んでいる。

 同校の生徒は、学習したことを生かして地域に貢献しようと、昨年から六郷のカマクラの期間中に手作り商品を販売している。

 今年は地域活性化に取り組む部活動「教養部」の1~3年生18人がポーチを製作。布製で縦15センチ、横20センチ。緑、黄、赤、白、青の5種類で天筆をイメージした模様の帯が施されているほか、町のマスコットキャラクター「ミズモ」のタグも付いている。同部は昨年、同じデザインの巾着袋25個を作ったところ、発売直後に完売したため、今回は43個用意した。

 小物入れは教養家庭コースの2年生17人が37個作った。縦5センチ、横7センチ。プラスチック板と綿を布で包んで縫い合わせており、両端を押すと口が開く作りとなっている。外側に緑、黄、赤、内側には白、青の布を使用した。

 ポーチ、小物入れともに1個380円(税込み)。11~15日、町六郷の名水市場湧太郎内の「町観光情報センター」で販売する。

 六郷のカマクラでは、緑、黄、赤、白、青の色紙を長さ約3メートルにつなぎ合わせた天筆に願い事を書く。天筆を青竹に付けて家の前や道路沿いに飾り、最終日に竹うち会場で焼くことで天に願いが届くとされる。

 しかし、青竹を固定するだけの雪がないことから、天筆掲揚が中止となった。竹うちとどんと焼きも取りやめとなり、観光客の減少が懸念されている。

 教養部2年の久米愛佳部長(17)は「鮮やかな天筆カラーのポーチは小正月行事の記念になるはず。便利に使えるのでぜひ足を運んでほしい」、教養家庭コースの齊藤梓さん(17)は「小物入れを持ち歩いて天筆を思い出してもらい、来年、天筆掲揚や竹うちが復活した小正月行事を見に来ようと思ってくれたらうれしい」と話した。

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