
本県初の芥川賞を受賞した沼田真佑(しんすけ)さんの小説を原作に、盛岡市出身の大友啓史監督がメガホンを取った映画「影裏(えいり)」の完成披露試写会は29日、同市大通のフォーラム盛岡で開かれ、主演の綾野剛さんと松田龍平さん、大友監督が舞台あいさつした。
映画は同市を主要舞台に、全編を県内で撮影。川での釣りやさんさ踊りなど印象深い自然や風土の中で、初共演の主役2人が色濃いドラマを展開する。
影を抱えながら転勤で盛岡に移り住んだ今野を演じる綾野さんは「(実際の祭りの中撮影した)さんさ踊りが、ある時代とある時代をつなぎ、景色が変わって出てくる。とても豊かな時間だった」と振り返った。
今野のただ一人の親友となるが、東日本大震災で行方不明になる日浅(ひあさ)役の松田さんは「岩手の方言で話すのが難しかった。アドリブで返せないんですよ」と笑いながら苦労を明かした。
大友監督は「大震災の時は、なかなか戻って気持ちを共有できず『何か地元の力になれないか』と、秘めていた約束をこうして果たせた。大画面の魅力を感じてほしい」と呼び掛けた。
2月14日から全国公開する。
映画は同市を主要舞台に、全編を県内で撮影。川での釣りやさんさ踊りなど印象深い自然や風土の中で、初共演の主役2人が色濃いドラマを展開する。
影を抱えながら転勤で盛岡に移り住んだ今野を演じる綾野さんは「(実際の祭りの中撮影した)さんさ踊りが、ある時代とある時代をつなぎ、景色が変わって出てくる。とても豊かな時間だった」と振り返った。
今野のただ一人の親友となるが、東日本大震災で行方不明になる日浅(ひあさ)役の松田さんは「岩手の方言で話すのが難しかった。アドリブで返せないんですよ」と笑いながら苦労を明かした。
大友監督は「大震災の時は、なかなか戻って気持ちを共有できず『何か地元の力になれないか』と、秘めていた約束をこうして果たせた。大画面の魅力を感じてほしい」と呼び掛けた。
2月14日から全国公開する。