暖冬でもゲレンデは良好 仙北・たざわ湖スキー場、利用PR

暖冬の影響で利用者が減っているたざわ湖スキー場。今月中旬からは客足が戻りつつある=24日
 記録的な暖冬の影響で、秋田県仙北市のたざわ湖スキー場の利用者数が落ち込んでいる。今月中旬からは全13コース中12コースが滑走可能となり、ゲレンデの状態も良いことから利用者は増えているが、23日時点で前年同期と比べて14%の減。運営する田沢湖高原リフトは「平地に雪がないためスキーも難しいと思う人が多いようだが、たざわ湖スキー場のコンディションはとても良い」と利用を呼び掛けている。

 同スキー場は先月20日にスキー場開きを迎えたが、雪不足で同27日に一部コースがオープンできた。正月三が日は前年を上回る利用者が訪れたものの、雨などで11~13日の3連休までは客足が停滞。その後の断続的な降雪でコースが順次滑走可能となり、現在の積雪は90センチとなっている。

 同社によると、今季の利用者は12月が3245人で前年比52%の減、1月は23日時点で同3%減の2万4070人。オープンからの累計は2万7315人で、前年同期から約4300人減っている。ただ、近隣スキー場が雪不足で営業できないため、例年より多くの小中学校がスキー教室で訪れていることもあり、今月の14日以降は前年を上回る状況で推移している。

 24日は、仙北市や大仙市の小中学校7校がスキー教室で利用。ゲレンデはスキーヤーやスノーボーダーでにぎわい、外国人客の姿も多かった。開催が危ぶまれていた東北中学校スキー大会も予定通り始まった。

 大仙市から訪れた会社員の50代男性は「家の周りに雪がないのでスキー気分が盛り上がらなかったが、来てみたら思った以上にゲレンデの状態が良く、気持ち良く滑ることができた」と話した。

 同社の東海林文和社長は「まれに見る雪不足だが、たざわ湖スキー場は例年通り楽しんでもらえる状況になった。路面状況が良く車で訪れやすいため、各地から足を運んでほしい」と話した。

 一方、唯一閉鎖中の黒森山コースでは2月22、23日にモーグル国際大会「2020FISフリースタイルスキーワールドカップ(W杯)秋田たざわ湖大会」が開かれる。これまで圧雪車などで整備したが、大会開催には雪が足りず、今後のまとまった降雪が不可欠な状況という。

 大会事務局の市教育委員会スポーツ振興課は「今週以降、雪を運ぶなど可能な限りの対応をした上で、2月上旬には開催の可否を決定したい」としている。

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