随時更新■暖冬の影響は?秋田の小正月行事・イベント情報

 例年にない暖冬と雪不足で、秋田県の小正月行事やイベントに影響が出ています。秋田魁新報の記事から、小正月行事などへの影響に関する記事を随時掲載します。小正月行事やイベントに出かける前に、ぜひチェックしてください。(記事や写真説明を編集し、日付順に掲載しています)
【火振りかまくら】雪不足で会場半数、観光体験は4カ所で
炎の輪が冬の夜を彩った火振りかまくら=2019年2月13日
<2020年2月13日付掲載>

 仙北市角館町の小正月行事「火振りかまくら」が14日、町内各地で行われる。火を付ける炭俵の不足で、観光協会が長年続けてきた観光客向けの行事は昨年で終わり、今年からは町内各地で行う本来の形に戻る。ただ、あいにくの雪不足で多くの町内が参加を取りやめ、当初予定の半数程度にとどまる18会場での開催となる。

 火振りかまくらは、縄の先に結んだ炭俵を燃やして振り回し、厄を払って無病息災などを祈る行事。江戸時代から伝わるとされ、毎年2月14日に町内各地で行われてきた。

 観光協会主催の観光客向け行事は、北仙北地域の行事を集めた冬祭り(1999年)をきっかけに始まった。毎年13日に開いてきたが、炭俵の作り手が高齢化し、必要な量を確保できなくなったとして昨年を最後にやめた。

 今年は当初、観光客も体験できる大規模な主会場9カ所を含む31会場で行う予定だった。しかし雪不足の影響で、圧雪状態の田んぼで行ってきた町内、火事を心配する町内などが参加を見送り、主会場4カ所を含む18会場となる。

 14日は午後6時開始。主会場4カ所(旧角館高グラウンド、山根会館前、桧木内川沿い、南部駐車場)では、観光客も火振りかまくらを体験でき、甘酒が振る舞われる。実施会場は、市の公式ホームページのイベント情報から見ることができる。
【葛黒火まつりかまくら】田んぼに神木搬入できず、会場変更
協力して縄を引き、神木を立ち上げる参加者たち=昨年2月17日
<2020年2月12日付掲載>

 北秋田市七日市葛黒(くぞぐろ)集落の小正月行事「葛黒火まつりかまくら」(市指定文化財)が16日、同集落で行われる。燃え盛る神木に向かって「かまくらのごんごろう」と叫び合い、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈願する。例年田んぼで行っているが、今年は雪不足のため、会場を近くの空き地に変更。住民らでつくる実行委員会(堀部栄一委員長)は神木の立ち上げへの協力を呼び掛けている。

 実行委事務局の長岐賢一さん(69)によると、火まつりかまくらは、集落内の田んぼに神木を搬入して行ってきた。ただ例年60センチほどある田んぼの積雪は今年、半分以下。土も凍らないため足場が悪く、神木を搬入するトラクターが入れない状態という。

 そこで、田んぼから800メートル南東にある空き地と隣接する畑を活用。足場がぬかるまず、トラクターも入れるという。長岐さんによると、田んぼ以外で行うのは約250年の歴史で初めて。

 当日は午前中に山から高さ10メートルほどの神木を切り出し、会場へ搬送する。神木の立ち上げは午後4時から。叫び声の大きさを競う大声ごんごろうコンテストは5時から。6時からはセレモニーを行い、神木に巻き付けた稲わらや豆殻に点火する。コンテストの優勝者は実行委員らと共にトーチで点火できる。

 火まつりかまくらは、神木に巻き付ける稲わらの不足で1999年を最後に途絶えたが、地元の市民団体「おさるべ元気くらぶ」が住民に呼び掛け2014年に復活。昨年12月には市文化財に指定された。

 葛黒集落は、国道105号沿いの七日市郵便局から南東へ約7キロ。会場では温かい飲み物や軽食などを販売する。駐車場は約200台。市民ふれあいプラザ・コムコムと会場を結ぶ無料送迎バスも運行する。行きは午後4時半発、帰りは7時発。要予約で、定員に達し次第締め切る。

 行事の問い合わせやバスの予約は長岐さんTEL090・6101・8906
【かまくら】横手南小のミニかまくら、予定通り実施
穴開けや補修作業に汗を流すかまくら職人たち=6日午前11時10分ごろ、横手市雄物川町の木戸五郎兵衛村
<2020年2月14日付掲載>

 横手市の「かまくら」関連行事、蛇の崎川原のミニかまくらイベントが、予定通り行われることになった。主催するボランティア団体「灯(あか)り点(とも)し隊」が13日決めた。少雪のため、実施の可否の判断を先送りしていた。5日からのまとまった雪で蛇の崎川原の積雪が60~70センチになり、約3千個のミニかまくらを設置できる見込みとなった。点灯は15、16日の午後3時。

 多い年は約3500個のミニかまくらが並ぶ人気イベント。中止に備えた代替イベントも併催予定だ。団体は「めどが立ち、ほっとした。多くの人が楽しめる光景をつくりたい」とし、14日と15日の午前10時から現地でミニかまくらを制作。制作への参加を呼び掛けている。

 横手南小学校のミニかまくらイベントも15、16日に予定通り実施する見通し。

<2020年2月11日付掲載>

 横手市の横手南小学校は10日、小正月行事「かまくら」(15、16日)に合わせて、当初予定通り同校校庭でミニかまくらイベントを行うことを決めた。雪不足で中止を検討していたが、5日からのまとまった降雪で実施可能と判断した。

 ミニかまくらは、15日午前に全校児童563人で約600個を作り、午後5時すぎにろうそくの火をともす。

 同校によると、1日には校庭は全面的に土が見える状態だったが、10日には積雪が60センチほどになった。同校の石井信恵教頭は「児童はミニかまくらを毎年楽しみにしている。製作のめどが立って良かった」と話した。

 市観光協会は蛇の崎川原でも当初予定通りミニかまくらイベントを行う方向で検討している。13日に実施の可否を判断する。

<2020年2月7日付掲載>

 記録的な暖冬少雪の中、県内で5、6日、まとまった降雪があった。主催者からは「この雪で何とかなりそう」「もっと早く降ってくれれば良かったのに」などの声が上がる。

 15、16日に「かまくら」を控えた横手市の各所では、職人がかまくらの補修や穴開けに追われた。

 例年約80基のかまくらは、50基ほどに減らす見込み。既に完成した分も高温と雨で傷みが早く、頻繁に補修している。

 横手南小学校の校庭と蛇の崎川原のミニかまくらイベントは開催を念頭に、同協会などが今後の降雪状況を見て、それぞれ10日、13日に最終決定する。

<2020年1月31日付掲載>

 横手市の小正月行事「かまくら」(2月15、16日)で、例年は約80基作られるかまくらが50基ほどに減少する見込みとなった。記録的な雪不足によって、市観光協会認定の職人が制作するかまくらが昨年の53基から46基に減るほか、市民や事業所が自前で作る分も、周りに雪がないため激減しそうだ。市が30日の定例会見で明らかにした。

 かまくらは高さ約3メートル、幅約3・5~4メートル。今年は羽後町や東成瀬村から搬入した雪で1月中旬から制作している。

 かまくら職人の親方北嶋勝雄さん(72)は「30年以上やっている。これほど雪が少ないのは初めて。多方面から協力してもらって雪を確保しているが、例年通りの数は作れない」と残念そう。

 46基の完成も不透明だといい「雨で補修が必要なものもあり、本番までにどれだけ作れるか分からない。横手最大のイベントに来てくれる人のためにも、ぎりぎりまで頑張る」と話した。

 市観光おもてなし課によると、今月はまとまった降雪がない上、29日からの雨でかまくらが「二回りやせた」といい、補修のための雪も必要になった。そのため30日から2日間、山内地域三又地区から4トントラック30台分の雪を搬入している。

 例年市内2カ所で行っているミニかまくらに関しては、市観光協会が降雪状況を見ながら代替イベントを検討している。

<2020年1月22日付掲載>

 雪不足により、来月15、16日に開かれる横手市の小正月行事「かまくら」のミニかまくらイベントが中止される見込みとなった。主催する市観光協会の打川敦会長が21日、明らかにした。メインのかまくらも数を減らしたり、設置場所を変更したりする。

 ミニかまくらは例年、横手南小学校の校庭や近くの蛇の崎川原に設置。その場に積もった雪で計数千個作ってきた。しかし雪の少ない今年は、雪の運搬車が会場の地盤を荒らしてしまうほか、補修用の雪を確保するめどが立たないという。蛇の崎川原では、明かりを楽しむ別のイベントを検討している。

 メインのかまくらは、二葉町会場の9基を6基に減らす。他会場では減らさないが、羽黒町会場では武家屋敷通り周辺の5基を横手南小の敷地に移す方向で調整している。武家屋敷通りの設置予定場所の地盤は土のため、雪の運搬車で地盤が荒れるという。

 20日に同協会と市の担当者が協議し、例年通りの開催は難しいと判断した。
横手市観光協会
【六郷のカマクラ・竹うち】「竹うち」の替わりに竹灯籠で広場彩ろう
<2020年2月6日付掲載>

 雪不足で竹うちや天筆掲揚など主要行事が中止となった美郷町の小正月行事「六郷のカマクラ」(11~15日)。町民有志でつくる町づくり団体「コミュニティー・デザイン・ミサト」(扇田亮(まこと)代表)は竹うちの代わりに、竹にちなんだイベントで盛り上げようと、秋田諏訪宮前の広場「カマクラ畑」を竹灯籠で彩る準備を進めている。
 
 六郷のカマクラは、雪の「鳥追い小屋」作りや願い事を書いた紙を燃やす「天筆焼き」、男衆が長さ8メートルの竹で打ち合う「竹うち」などが主要行事。今年は少雪で人や天筆の転倒時の危険性を考慮して大半を中止とした。

 竹灯籠は直径約10センチ、長さ30~150センチ。本番では内部を発光ダイオード(LED)で照らす予定。

 竹灯籠は11日に100個、15日に200個を午後5時から点灯する予定。

 開催されるイベントは次の通り。

 【11~15日】
 ▽天筆書き体験=午前10時~午後4時(最終日5時)、湧太郎

 【11日】
 ▽トランペット奏者扇田泰子さんとピアニスト佐藤歩さんによるクラシックコンサート=午後2時、65テラス。入場料一般千円、高校生以下500円、未就学児無料。

 【15日】
 ▽エコキャンドル作り体験=午前10時~午後5時、湧太郎▽お汁粉の振る舞い=午前11時、同▽「美郷民話の会」の昔語り=午後1時、同▽餅つき=午後3時、同▽ジャズコンサート=午後7時、秋田諏訪宮拝殿
 
<2020年1月28日付掲載>

 美郷町の小正月行事「六郷のカマクラ」(2月11~15日)の実行委員会(佐藤良一会長)は27日、雪不足を受け、住民の願い事を書いた紙を掲げる「天筆掲揚」の中止を決めた。掲揚する青竹を固定するだけの雪がないため。六郷のカマクラでは会場の雪不足の影響で、男衆が青竹で打ち合う「竹うち」と松飾りなどを燃やす「どんと焼き」の中止が既に決まっている。

 天筆をどんと焼きの火で燃やし願い事を天に届ける「天筆焼き」については、どんと焼きの中止を受け、火をおこすために約1メートル四方の設備を組み、天筆を青竹にくくりつけずにそのまま燃やすことを決めた。秋田諏訪宮前の広場「カマクラ畑」で最終日15日の午後6時から行う。

 問い合わせは町観光情報センターTEL0187・84・0110

<2020年1月25日付掲載>

 ヘルメットをかぶった男たちが長さ8メートルの青竹で激しく打ち合う、美郷町六郷の冬の名物行事「竹うち」が会場の雪不足のため、今年は中止されることになった。24日夜、主催者の役員会で合意した。中止は、1989年に同じく雪不足で取りやめて以来31年ぶり。

 竹うちは、82年に国の重要無形民俗文化財に指定された同町の小正月行事「六郷のカマクラ」(2月11~15日)の最終日の夜の行事。六郷地区の住民が旧羽州街道を境に南軍、北軍に分かれ、竹で打ち合って争う。

 同じカマクラ行事で、竹うち会場で松飾りなどを一挙に燃やす「どんと焼き」も中止する。住民の願い事が書かれた紙を燃やす「天筆焼き」は大幅に規模を縮小して実施する方針。期間中に観光客向けのイベントを行う実行委員会が、15日夜にカマクラ畑で小規模の天筆焼きを行うことを決めた。

 保存会によると55年以降、竹うちを中止にしたのは64年、72年、79年、89年に続き5回目。
美郷町ホームページ
【由利本荘市】安全考慮、雪上野球W杯は中止に
<2020年2月14日付掲載>

 23日に由利本荘市の東由利運動場で開催予定だった「2020雪上野球W杯東由利大会」(東由利をおもしろくする会主催)が、積雪不足のため中止となった。中止は2007年以来13年ぶり。

 10日時点の運動場の積雪は53センチで必要最小限の量をクリアしていた。しかし今後の雨や気温上昇で当日は安全に行えないと同会の小野克弘会長(67)が判断、中止を決めた。

 大会は、進塁の際は必ずヘッドスライディングをするなど独特のルールで行う。今年は一般の部と小学生の部に市内外の計12チームがエントリーしていた。小野会長は「残念だが選手の安全を第一に中止を決めた。来年こそは実施したい」と話した。

<2020年1月30日付掲載>

 由利本荘市東由利地域では2月23日、雪の上で野球を楽しむ「雪上野球W杯東由利大会」も予定されている。主催する「東由利をおもしろくする会」の小野克弘会長(67)は「大会10日前には実施の可否を判断したい」と話した。

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