映画ロケで地域が変わった 鹿角市に「ロケーション」特別賞

デイアンドナイトのDVD発売記念イベントで登壇する(左から)藤井監督、主演の阿部進之介さん、伊藤主税プロデューサー=昨年12月、鹿角市花輪
 映画やドラマを通じ、地域を活性化させた作品と自治体を表彰する「第10回ロケーションジャパン大賞」の特別賞・地域の変化部門に、映画「デイアンドナイト」とロケ地の秋田県鹿角市が選ばれた。市を挙げて撮影をサポートしたことや映画を観光客の増加につなげた点が評価された。

 大賞は映画やドラマのロケ地を紹介する雑誌「ロケーションジャパン」(東京)が主催。読者アンケートによる作品の支持率、世界観がどれだけ楽しめるかを測るロケ地行楽度、撮影のサポート態勢などをポイント化して各賞を選考した。

 今回は2018年12月~19年11月に公開された40作品・63地域が対象で、グランプリは映画「翔んで埼玉」と埼玉県、準グランプリはNHK連続テレビ小説「なつぞら」と北海道十勝エリアだった。

 デイアンドナイトは俳優の山田孝之さんがプロデュースし、17年11月に鹿角市など県内でロケを行い、19年1月に公開した。同市での撮影では、冷え込みが厳しい日に地元ボランティアが炊き出しを行った。観光面ではロケ地ガイドを4万部作成して配布したり、ツアーを行ったりして全国にPRした。ロケ地の一つである交流体験施設・中滝ふるさと学舎(十和田大湯)の19年度の入り込み客数は前年度比3割増となっている。

 昨年12月に市内で行われたデイアンドナイトのDVD発売記念イベントに参加した藤井道人監督(33)は「また映画を一緒に作る機会がほしい。何ができるか考えていきたい」と話し、地元のサポートに謝意を示していた。

 ロケーションジャパンの山田実希編集長(42)は「(プロデュースした)山田さんが各方面でロケ地情報を発信していたこともあり、作品とともに鹿角の地名が世に広がっていった点が良かった」と講評した。

 住民らでつくる制作支援・プロモーション鹿角市実行委員会事務局を務める市政策企画課は「地域一体のサポートが認められた。受賞が観光客の増加や新たな作品のロケ地に選定されることにつながればうれしい」と話している。

鹿角市

秋田
ローカル鉄道「花輪線」の魅力は? 鹿角市でトークショー
秋田
雪壁のスクリーンで上映会開催へ 鹿角市で横浜出身濱野さん
秋田
伝統の舞、厳かに ユネスコ登録「大日堂舞楽」奉納
秋田
特産品コンテスト、本県の2点入賞 県勢、6年連続
秋田
「八幡平の紅葉に行こうよ!」 見頃迎え、行楽客続々