春先取り 南部町でイチゴ狩り始まる

うれしそうにイチゴを見詰め、頬張る園児たち=8日午前10時半、南部町法光寺

 「果樹の町」として知られる青森県南部町で、温室栽培されたイチゴを楽しめる「いちご狩り」が8日から始まった。

 初日は町内にある福地保育園の年長児26人が招待され、赤く色づいたイチゴを存分に味わった。

 名久井岳の麓に広がる同町法光寺の観光農園「ベリーズ司園」(工藤司園主)では、広さ約10アールのハウスで約1万株のとちおとめを栽培。室温を日中は25度、夜は8度に設定しており、大雪に見舞われ銀世界となった外とは対照的に、ハウス内は一足早く春の陽気に包まれている。

 工藤さんは訪れた園児を前に「たくさんのイチゴを思い切り味わって」とあいさつ。甘い匂いが漂う中、園児ははさみで摘み取った実を頬張り、口の周りを赤くさせていた。この日を楽しみにしていた世良栄太君(6)は「甘酸っぱくてめちゃめちゃおいしい」と喜んだ。

 いちご狩りは6月末まで楽しめるという。問い合わせは同園(電話0178-76-3625)へ。

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