紫乃さん、舞妓から芸者へ お披露目会で飛躍誓う

あでやかな踊りを披露する紫乃さん
 あきた舞妓(まいこ)の紫乃(しの)さんが師匠に一人前と認められて舞妓から芸者となり、関係者向けのお披露目会が1日、秋田市千秋公園のあきた文化産業施設「松下」で開かれた。紫乃さんはあでやかな舞を演じ、今後の飛躍を誓った。舞妓は踊りのみだったが、芸者は三味線や歌も披露する。6日に一般向けのお披露目会が同施設で開かれる。

 会には紫乃さんに舞踊、お茶を教えた師匠、親戚ら7人が出席した。柳をあしらった着物に身を包み、凜とした表情で座敷に登場した紫乃さんは「皆さまからいただいた応援、協力に感謝しながら、秋田のために精進していきたい」とあいさつ。その後、数カ月にわたり練習してきたご祝儀舞踊「島の千歳(せんざい)」を優美に舞った。

 秋田市内で舞妓から芸者になることが認められるのは約40年ぶり。同市では秋田川反芸妓連に所属する若勇(わかゆう)さんと染龍(そめりゅう)さんが芸者として活動しており、今月から紫乃さんが加わり3人になる。

 師匠の一人で、出席した若勇さんは「なかなか難しい踊りだがよく踊れていた。しっとりとしていて落ち着きもあり、芸者の風格が出ていた。これからの川反芸者の後継者として期待できる」と話した。

 紫乃さんは横手市出身。テレビで見たあきた舞妓の美しさに感銘を受け、2016年10月からあきた舞妓の4期生として、松下のお座敷を拠点に、料亭に出向いて踊りを披露したり、イベントに参加したりしてきた。

 紫乃さんは「お披露目をして実感が湧き、身の引き締まる思い。芸者となりこれまでより披露する芸の幅が広がるので、より一層修業に励みたい」と語った。

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