広めたい和算の魅力 金ケ崎の男性、蔵に私設博物館

私設博物館を開いて桂茂吉の功績を紹介している功さん
 金ケ崎町西根の和算研究家で農業桂功さん(78)は、自宅敷地内の蔵を改装して和算などに関する私設博物館を開いている。祖先の和算家桂茂吉(1830~85年)に関する資料や昔の生活道具など所蔵品約60点を展示。さまざまな分野に足跡を残した郷土の先人を紹介し「地域の人や子どもたちが和算に関心を持つきっかけになれば」と願っている。

 同町出身の茂吉は和算の見題(けんだい)(初級)、隠題(いんだい)(中級)、伏題(ふくだい)(上級)の免許を取得。関孝和(1642年ごろ~1708年)を始祖とする関流和算の9代目に認められた。小学校教員として子どもたちにも数学を指導。神楽などにも造詣が深かったという。

 博物館は茂吉が受け取った和算の免許状や教科書、茂吉が計算に使った「算木(さんぎ)」など、江戸後期-明治期の資料をそろえる。「倍々算」や「ねずみ算」など和算の代表的な計算や算木の使い方を功さんの手書きで説明するなど、温かみのある展示も見どころだ。

 博物館は同町西根森32。功さんが在宅する日中に無料で観覧できる。問い合わせは功さん(0197・44・4416)へ。

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