郷土玩具の専門店、大館にオープン 中山人形や三春張子…

東北の郷土玩具を展示販売する店をオープンした佐藤さん。店内には土人形やこけしなどが並ぶ
 秋田県など東北の郷土玩具を展示販売する店「MUTO(ムトウ)」が先月、大館市岩瀬にオープンした。店を営む佐藤孔代(みちよ)さん(42)が自宅の一室を改装して開業。店内には土人形やこけし、たこなどが並ぶ。佐藤さんは「古くから伝承されてきた東北ならではの玩具を広く知ってほしい」と話している。

 店は田代公民館岩瀬分館の裏手にある。広さ12畳ほどで、湯沢市の工人が作るこけしや明治初期から伝わる中山人形(横手市)の古作など県内はもちろん、首を振るなど躍動感のある三春張子(福島県)、素朴な一方で妖怪をかたどったユニークな種類もある下川原焼土人形(青森県)といった約100点をきれいに陳列し販売している。扱う玩具は、佐藤さんが工房に足を運んで選ぶ。値段は3千円前後が中心。

 佐藤さんは大館市出身。都内のアパレル会社を経て、ニット製品のブランドを立ち上げた。2014年に神奈川県から帰郷し、自宅兼工房を拠点に製造・販売を手掛けている。自身と同じものづくりに携わる人に会いたいとの思いなどから東北各地の工房を巡るようになり、郷土玩具に引き込まれた。

 「それぞれの風土に根差し、手仕事の温かみが伝わってくるのが魅力。だが、あまり知られていないものが多い。せっかくの郷土玩具も売れなければ次世代に残せないので、販売する役割を担おうと思った」と語る。

 先月12日のオープン後、市内外から来店がある。「初めて見るという人が多く、どのようなものがあるか知ってもらうのが大事だと感じた。素材や作り方、どんな人が手掛けているかといったことを説明すると関心を持ってくれる」と話す。

 仕入れ先の工房からは一点一点を大事に展示していると喜ばれているという。目新しさを保つため今後、展示品を随時入れ替える。

 店では羽後町のクラフトビールや岩手県のワイナリーが造るワインなど東北の酒やナッツ類も扱っている。

 営業は金―日曜の午前10時~午後4時。今月12~15日も営業する。問い合わせはMUTOTEL0186・54・6306

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