老舗の冷やかけそば、秋田駅前で Dリンクが「弥助」出店

秋田駅前にオープンした「弥助そば 秋田総本店」
 外食チェーンのドリームリンク(秋田市、村上雅彦社長)は29日、JR秋田駅西口に「弥助そば 秋田総本店」をオープンした。同社は昨年、羽後町西馬音内の老舗そば店「弥助そばや」の商標を取得しており、今後、県内外に店を展開する方針。後継者がいない名店の看板メニュー「冷やかけそば」の味を受け継ぎ、観光や出張で訪れた客らに提供する。

 総本店の場所は、秋田オーパの隣にある秋田駅前ビル(5階建て)の1階。弥助そばやが江戸後期の1818年創業であることから、内装は古民家風とし、欄間を設けたり骨董品のたんすを置いたりした。座席数は50席。テーブル席と座敷、三つの個室がある。

 メニューは冷やかけそば(税抜き800円)のほか、天ぷらそば(1200円)やジュンサイそば(1300円)など60種類。一品料理や酒も提供する。

 弥助そばは、そば粉のつなぎにフノリを使い、麺にこしがあるのが特徴。店員は6代目の金昇一郎さん(76)からそばの打ち方やつゆの作り方を教わっており、秋田市大町に造った製麺所で毎日、手打ちするという。

 この日のお披露目会で村上社長(56)は「秋田の宝である弥助そばを受け継ぎ、羽後町も全国に広めていく」、金さんは「素晴らしい店ができた。この店を通じ多くの人に羽後町に来てもらえればうれしい」とあいさつした。

 弥助そばやの羽後町の本店、湯沢市の分店はこれまで通り金さんと弟が運営する。

 ドリーム社は、弥助そばやの味を受け継ぎ、県内外に広めようと昨年10月に商標権と乾麺の販売事業を取得した。今後、東京や仙台市に分店をオープンする予定だ。

 営業時間は午前11時(30日は正午)~翌日午前3時。年中無休。乾麺も販売する。問い合わせは総本店TEL018・801・1212

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