岩手の観光、AIガイドに期待 盛岡市遺跡の学び館が導入 岩手県立大学と共同開発、年齢や言語に合わせ解説

携帯型ガイド端末を手にシステムを説明する蔡大維教授。タッチパネルで年齢などを選択すると、それに応じた案内文が端末に表示される=2日、盛岡市本宮・市遺跡の学び館
 岩手県内観光施設で、生成AIの活用が進んでいる。盛岡市の市遺跡の学び館は、県立大ソフトウェア情報学部の蔡(さい)大維(だい)教授らと共同開発した展示ガイドサービスの運用を始めた。利用者の理解度や言語に合わせたガイドをAIが自動で生成する。県内では、宮古市の県立水産科学館でも3年前に導入しており、職員の業務の省力化と観光客の満足度向上へ活用の広がりが期待される。

 遺跡の学び館が8月下旬に導入したサービスは、来館者が専用の携帯型ガイド端末を使う。受付に設置された機器(キオスク)にかざし、タッチパネルで年齢や言語を選択すると、それに応じてAIが作成した音声と字幕、クイズが端末に表示される。展示物付近にあるポイントをタッチすると解説文が出てくる。

 日本語、台湾語、英語、中国語の四つの言語に対応し、館側にとっては言語に合わせた展示物の説明を用意する必要がなくなる。蔡教授は「実物を見ながら説明を聞くと満足度が高まり、滞在時間も延びる。生成AIの活用と端末間の連携を組み合わせたシステムは日本初で、世界でも類例が少ない」と紹介する。

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