久慈に新たな海女の会 大尻地区、文化継承へ奮闘

ウニを手に笑顔をみせるメンバー
 久慈市長内町大尻地区の素潜り漁経験者ら25人は、大尻かがやく海女の会を結成した。2日は初潜りを行ってウニ漁に挑戦し、海女文化の継承と地域活性化に向けた奮闘を誓った。

 会員約10人が同市長内町の海岸沿いでウエットスーツに身を包み、荒い波をものともせずに海底まで潜ってウニを採った。水面での談笑を挟んで作業を続け、腰かごがいっぱいになると浜辺のかごに移した。

 大尻千代子会長(51)は「初仕事にしては上出来。安全に配慮しながらたくさん採っていきたい」と意気込んだ。

 同市の「海女漁の技術」は昨年3月、市無形民俗文化財に指定されたが、同地区は震災後途絶えていた。

 大尻漁業生産部などが復活を目指して昨年から地元の経験者らに呼び掛け、6月30日に設立した。海女の育成や海女文化の保存を目指していく。

 同会の顧問役を務め、若手に技術などを伝承していく外野タミさん(93)は「海女はどんどん少なくなっている。これから若い人たちに受け継いでもらい、文化を残していきたい」と願う。

 同市ではほかに、久喜地区と小袖地区で海女漁を行っている。

 

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