角館の桜まつり開幕、満開は来週の見通し 仙北市「人出100万人目標」

 秋田県仙北市の「角館の桜まつり」(角館の観光行事実行委員会主催)が15日、開幕した。桜はつぼみが膨らみ、開花まではもう少し。実行委は「寒い時期から手入れを進めてきた。多くの人にきれいな桜を楽しんでほしい」としている。来月5日まで。

 武家屋敷通り周辺のシダレザクラはつぼみが膨らみ、桧木内川堤のソメイヨシノはつぼみがピンクに色づき始めている。気象情報会社ウェザーニューズによると、武家屋敷通りのシダレザクラの開花予想は4月19日、桧木内川堤のソメイヨシノは20日で、順調に開花が進めば、それぞれ来週中には満開となる見通し。

 今年は桧木内川堤の桜並木が国名勝に指定されてから50周年、市制20周年を迎える。角館樺(かば)細工伝承館で行われた開会式では、赤上陽一副市長が「100万人の人出が目標。美しい桜並木を末永く保存していきたい」とあいさつ。続いて関係者が鏡開きを行った。

 期間中、夜桜のライトアップを行う。4月の土日祝日の午前10時~午後4時は武家屋敷通りが歩行者天国となるほか、新企画「樹木医の桜ガイド」として市文化財課技師で樹木医の板橋朋洋さん(30)が桜の現状や管理などを解説する。桜並木駐車場でのステージイベントでは角館のお祭りの飾山囃子(おやまばやし)が披露される。

 桜まつり観光案内所(桜並木駐車場内)には、名勝指定50周年記念事業として桜の保全のための募金箱を設置する。最新のイベント情報や開催時間は市ホームページで確認できる。問い合わせは実行委(市観光課)TEL0187・43・3352

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