立佞武多「かぐや」 三沢に嫁入り/青森屋で観光客出迎え

展示された「かぐや」への思いを語る忠汰さん(中)ら

 五所川原立佞武多(たちねぷた)に3度出陣し、昨年夏に解体された大型立佞武多「かぐや」が青森県三沢市の宿泊施設「青森屋 by 星野リゾート」内に展示され、10日にお披露目会が行われた。今後は国内外から訪れる観光客を出迎え、祭りの魅力をPRする。

 かぐやはコロナ禍を挟み2019、22、23年の祭りで運行。五所川原市の立佞武多の館で約5年間展示された。解体後に取り壊される予定だったが、青森屋側が譲渡を申し出て「月に帰るはずだったかぐやに、お嫁に来ていただいた」(須道玲奈総支配人)という。同施設では、青森ねぶたや弘前ねぷた、八戸三社大祭に続く祭り展示となる。

 高さ約23メートルの立佞武多のうち顔や髪の部分(幅7メートル、高さ2.6メートル、奥行き1.5メートル)など四つのパーツが「じゃわめぐ広場」に展示された。鮮やかで繊細な色使いや模様、ろうで描かれた頰を伝う涙などを、間近で見ることができる。

 制作者のねぷた表現師・忠汰さんは「大きな立佞武多でも(細部に)こだわって表現しているところを見ていただきたい」、五所川原市の佐々木孝昌市長は「日本を代表する祭りとして、立佞武多を国内外に発信できる。かぐやが再びきらめくことができ、感謝している」と笑顔で語った。

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