中尊寺薪能「仕舞、狂言、能」の3作上演 平泉で8月14日

中尊寺薪能のチラシ
 喜多流第45回中尊寺薪能(たきぎのう)は8月14日、平泉町の中尊寺白山神社能舞台で行われる。かがり火をともした野外舞台で仕舞、狂言、能の3作を上演。人間国宝の狂言師野村万作さん、萬斎さん父子や同町ゆかりの能楽師佐々木多門さん(51)が出演する。

 能は涼を感じる作品「氷室」。氷室山に来た亀山院の臣下たちに、神や天女が天皇に氷をささげるための「氷調(ひつぎ)の祭」を披露する様子を描いた。雪乞いをし優雅に舞う天女の華やかさと、いてつく雪と氷の世界を見せる神の威厳ある場面展開が目玉。

 狂言「横座」は、2人の男が牛の持ち主を主張し合う話。牛役の演技と、牛主が必死に語りかけるやりとりが見どころだ。

 午後4時半開始。チケットはS席1万円、A席7千円(当日8千円)、B席4千円(同5千円)、学生席(高校生以下)3千円。平泉観光協会、奥州市のZホール、盛岡市のカワトクなどで販売する。

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