春の院展・秋田展、24日開幕 日本画秀作122点、次々搬入

作品の展示作業が行われた春の院展・秋田展会場
 現代日本画壇をけん引する画家たちの秀作を集めた「第79回春の院展・秋田展」が24日、秋田市中通のアトリオンで開幕する。秋田魁新報社と日本美術院の主催で、秋田魁新報創刊150年記念事業。23日は作品の搬入と展示作業が行われ、同人らの作品が次々と運び込まれた。会期は5月5日まで。

 春の院展は、岡倉天心らによって1898年に結成された日本美術院の展覧会。東京・日本橋で開かれた本展(3月27日~4月8日)に出品された331点のうち、秋田展では122点を展示する。

 日本美術院同人の作品は、下田義寛さんの「鶴舞う」や田渕俊夫さんの「運河」など計34点。本県関係では、初入選の鈴木貞雄さん(秋田市出身、埼玉県上尾市)の「秀衡街道(仙台市水の森)」のほか、入選した小林司さん(八郎潟町)の「偲ぶ」、澁谷久美子さん(男鹿市出身、東京都港区)の「つながる光の輪」、平林貴宏さん(能代市出身、岐阜県可児市)の「交界線シュトラウス」が展示される。

 初日は午前10時半から、同人の伊藤髟耳(ほうじ)さん、倉島重友さんが作品を解説する。開場時間は午前10時~午後5時(最終日は4時、入場は終了の30分前まで)。入場料一般千円(大学生は窓口での学生証提示で半額)、高校生以下無料。県立美術館で開催中の写真展「北東北 山々の輝き」(5月19日まで)と「日本の洋画130年 珠玉の名品たち」(6月30日まで)の両展とは、当日券の相互割引がある。

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