盛岡市動物公園ZOOMOが22年ぶり来園20万人超 改装から1年

改装から1年となる園内で動物と触れ合う親子連れ。来園者確保のための魅力づくりが進む
 盛岡市新庄の市動物公園ZOOMO(ズーモ、辻本恒徳園長)は、リニューアル開園から20日で1年となる。冬季を含む通年営業に切り替えた効果もあり、2023年度の来園者数は22年ぶりに20万人を突破。企業や団体との連携を重視し、多くの人に楽しんでもらうよう魅力づくりに力を入れる。

 18日は無料エリアに「ZooCafe TekuTeku(ズーカフェ テクテク)」が開店。障害者の就労支援を手がける盛岡市のNPO法人フラット寺町(利府充(みちる)理事長)が運営し、障害者がスタッフとなって自家焙煎(ばいせん)コーヒーやシュークリームを販売した。

 ズーモは23年4月に改装。デッキや柵にガラス窓を設けるなど動物と間近に触れ合える環境を整えた。飼育数を減らして一頭一匹に寄り添い、「動物福祉」の向上を目指している。

 特に重視するのは外部企業、団体との連携だ。同カフェを含む二つのテナントが入り、今月1日にはフリースクールが開所。21日は市民ボランティアが1周年の記念イベントを開く。

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