岩手県一関市大東町渋民の市民俗資料館(千葉浩館長)は10日まで、市内の小学校に残る「青い目の人形」の企画展を開いている。国際親善のために戦前、米国から贈られた4体と関連資料を展示し、先人の平和への思いを伝えている。
同館によると県内では18体が確認され、同市の保管数が最も多い。藤沢小、旧新沼小、黄海小、千厩小に残っていた人形や着せ替え用の衣装などを展示する。
青い目の人形は、日本人移民の排斥運動などで日米関係が緊張状態にあった1927(昭和2)年、親日家のシドニー・ルイス・ギューリック宣教師が全米に呼びかけて贈った。1万2千体以上が日本の小学校に届き、お礼の日本人形も贈られたが、太平洋戦争が始まると敵国を象徴する物として多くが壊されたり、焼かれたりした。
午前9時~午後5時(入館は同4時半まで)。入場無料。
同館によると県内では18体が確認され、同市の保管数が最も多い。藤沢小、旧新沼小、黄海小、千厩小に残っていた人形や着せ替え用の衣装などを展示する。
青い目の人形は、日本人移民の排斥運動などで日米関係が緊張状態にあった1927(昭和2)年、親日家のシドニー・ルイス・ギューリック宣教師が全米に呼びかけて贈った。1万2千体以上が日本の小学校に届き、お礼の日本人形も贈られたが、太平洋戦争が始まると敵国を象徴する物として多くが壊されたり、焼かれたりした。
午前9時~午後5時(入館は同4時半まで)。入場無料。