雫石スキー場、今季の営業開始 スノボ向けにパークエリア拡張

ゲレンデの雪の感触を楽しむ利用客
 雫石町高倉温泉の雫石スキー場(長沢浩司総支配人)は23日、今季の営業を始めた。新型コロナウイルスの収束傾向を受け、インバウンド(訪日客)向けのスクールやレンタルコーナーなどを充実。昨季より1万人ほど多い約5万9200人の来場を見据える。

 全20コース中2コースがオープン。ロープウエー山頂(標高約740メートル)付近の積雪は約30センチと昨年の半分以下だが、待ちわびた多くのスキーヤーやスノーボーダーが新雪の感触を確かめた。他のコースは降雪状況に応じて順次開放する。

 スノーボーダーの増加を見込み、ジャンプ台などを設けるパークエリアは昨季より拡張。小さい子どもや家族連れに人気の雪遊びエリア「Shizukuishiスノーランド」は年明けのオープンを見込み、全長約2・6キロの非圧雪斜面や御来光を楽しめる雪上車ツアーも予定する。

 同日は雫石町内の網張温泉スキー場、岩手高原スノーパークも今季の営業を始めた。

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