JR北上線(北上-横手駅間、61・1キロ)の全線無料キャンペーンは9日、4日間の日程で始まった。事前配布した乗車票を手にした沿線住民らが車窓を楽しみ、各駅舎はにぎわいを見せた。JR各社の路線で初の取り組み。赤字ローカル線の存廃が全国的な課題となる中、魅力発信と利用促進を図る。
期間中は臨時列車を含む上下各10本を2両編成で運行する。発着する北上駅0番線では、横手発の列車から住民らが降り立った。通勤列車を思わせる人出で、折り返しの午前9時55分発も乗車票を手にした約100人が並んだ。
キャンペーンは北上市、西和賀町、秋田県横手市の沿線3市町などでつくる利用促進協議会(会長・内記和彦西和賀町長)が企画。乗車票は6500枚配布され、北上-横手間の利用が多くを占めた。11、12の両日はほっとゆだ駅前でイベントを行う。
北上線は利用者減少による赤字が続く。内記町長は「存続を図るためには多くの応援や支援が必要で、目を向けてもらう機会になった。来年は全線開通100周年の節目でもあり、鉄路の盛り上げにつなげていきたい」と見据える。
期間中は臨時列車を含む上下各10本を2両編成で運行する。発着する北上駅0番線では、横手発の列車から住民らが降り立った。通勤列車を思わせる人出で、折り返しの午前9時55分発も乗車票を手にした約100人が並んだ。
キャンペーンは北上市、西和賀町、秋田県横手市の沿線3市町などでつくる利用促進協議会(会長・内記和彦西和賀町長)が企画。乗車票は6500枚配布され、北上-横手間の利用が多くを占めた。11、12の両日はほっとゆだ駅前でイベントを行う。
北上線は利用者減少による赤字が続く。内記町長は「存続を図るためには多くの応援や支援が必要で、目を向けてもらう機会になった。来年は全線開通100周年の節目でもあり、鉄路の盛り上げにつなげていきたい」と見据える。