「青い山脈」の杉さん追悼し写真展 横手・石坂洋次郎記念館

杉葉子さんを追悼する展示コーナー
 戦後の復興期に大ヒットした青春映画「青い山脈」でヒロインを演じ、5月15日に90歳で亡くなった女優杉葉子さんを追悼する展示が、秋田県横手市の石坂洋次郎文学記念館で開かれている。「青い山脈」は、昭和初期に横手市で教師をしていた作家石坂洋次郎(1900~86年)の小説が原作。映画の一場面を捉えた写真やポスターなど16点が並ぶ。7月15日まで。

 「青い山脈」は1949~88年に5回映画化され、杉さんは1回目の49年の作品で映画デビューした。追悼コーナーには、杉さんが相手役の故・池部良さんと寄り添う写真や、土手を自転車で駆け抜けるシーンを捉えた写真などが展示されている。

 同作について、同館解説員の石川愛子さん(35)は「未婚女性が男性の家でご飯を作ったり自転車に乗ったり、当時としては新鮮な描写が多かった」と話す。

 杉さんは同作のほか、「女の顔」「丘は花ざかり」など石坂作品計9作に出演。95年には記念館を訪れて展示資料を見て回り、石坂が生前愛用していた椅子にも座った。97年に横手市で開かれた開館10周年を祝う会にも出席し、「せりふを覚えようと繰り返しているうちに、作者(石坂)の魂が植え付けられていった」と語ったという。

 石川さんは「杉さんと横手のつながりを多くの人に知ってもらい、改めて石坂作品の世界に思いをはせるきっかけにしてほしい」と話した。

 入場料100円。午前9時~午後4時半。会期中無休。

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