倉庫をリノベ 「屋内公園」に  10店舗入居、秋田市南通

イベントなどに対応するホールを囲んで店舗が並ぶ1階
 秋田市のデザイン会社シービジョンズ(東海林諭宣社長)は1日、同市南通亀の町にある築43年の倉庫をリノベーション(大規模改修)し、小規模な商店や事務所を集めた複合施設「ヤマキウ南倉庫」をオープンさせる。同社は多様な世代や立場の人が公園のように建物を訪れ、出会いやにぎわい、活動を生む場になることを期待している。

 ヤマキウ南倉庫は1976年築。鉄骨造り2階建てで、延べ床面積は約1300平方メートル。亀の町の不動産管理会社・ヤマキウ(小玉康明社長)が以前、酒類卸売業を営んでいた際に酒などの保管に使っていたが、近年はほぼ使用していなかった。

 改修で1階は誰でも出入りできるホールとし、セミナーや講演会、展示会などをできるようにした。ホールを囲むように食品やアウトドアグッズ、生花、ネイルサロンなどの10店舗が並ぶ。

 2階には建築設計や保険などの6事務所が入るほか、さまざまな業種の人が共用する仕事場「コワーキングスペース」を設置。日や月単位で机を借りられ、1人での仕事や共同作業の両方に対応する。

 シービジョンズは、2015年に南倉庫に隣接する「ヤマキウビル」を、雑貨店や飲食店などが入るビルにリノベーションした。南倉庫の改修は当時から検討していたという。

 今回の改修のコンセプトは「シナジー(相乗効果)を生む場所」。買い物や仕事、散歩途中など多様な理由で訪れた人が一緒に活動することで、建物や周辺エリアの魅力向上につなげる狙いがある。改修工事は昨年10月に着工し、今年3月に終了した。総事業費は約1億5千万円。

 東海林社長は「ヤマキウ前社長の小玉康延(やすのぶ)さん(今年3月死去)の理解によって改修が実現した」と語る。感謝を込め、1階ホールは「康延」の音読みと公園を掛けて「KAMENOCHO HALL KO―EN(カメノチョウ・ホール・コウエン)」と名付けた。

 東海林社長は「建物を持つオーナーと、発想はあるが資産がない若者が連携することで、人が集まるエリアづくりができる。他の地域にも広がれば、楽しい街がもっと増えるはずだ」と力を込めた。

 1、2の両日は南倉庫の自由見学会を行う。予約不要。にぎわい創出を目的としたイベント「亀ノ市」も開かれる。

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