スラムダンク聖地巡礼マップに韓国語版 海外人気受け対応

聖地巡礼マップの日本語版(上)と韓国語版
 人気バスケットボール漫画が原作のアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」のモデルになったとされる秋田県の能代、由利本荘両市のスポットや交通手段を案内する「聖地巡礼マップ」に、韓国語版が登場した。海外からも両市を訪れる人が増えているのに対応した。

 聖地巡礼マップは両市が共同で作った。A4判で、映画ゆかりのスポットとして能代市の能代科学技術高や能代バスケミュージアム、由利本荘市の森子大物忌(おおものいみ)神社を紹介。車や航空機でのアクセスのほか、JRと由利高原鉄道を乗り継ぐプランも示している。日本語版は由利本荘市役所や鳥海山ろく線の各駅、JR能代駅やバスケミュージアムなどに置いている。

 海外観光客にも対応しようと、能代市観光振興課が県観光連盟(秋田市)の翻訳サービス事業を利用して韓国語版を作成。同課によると今月10日、韓国から能代科学技術高などを訪れたツアー客に配った。現在はバスケミュージアムに置いており、今後は日本語版に準じて配布場所を増やす。

 映画は今月、国内観客動員数が1千万人を突破したと配給元が発表。市は今後も人気が続くとみて、英語版や中国語版の作成を進める。

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