牧野富太郎から鳥羽源蔵に宛てた書簡公開 陸前高田市立博物館

牧野富太郎から鳥羽源蔵に宛てられた手紙が並ぶ館内
 NHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルで植物学者の牧野富太郎(1862~1957年)が、陸前高田市出身の博物学者鳥羽源蔵(1872~1946年)に宛てた書簡が、高田町の市立博物館で特別公開されている。9月29日まで。

 現在の高知県佐川町の商家に生まれた牧野は幼年期から植物に親しみ、ほぼ独学で研究を始めた。生涯で1500種類以上の植物を命名。収集した標本は約40万枚とされ、日本の近代植物分類学の基礎を築いたことから「日本植物学の父」と称される。

 小友町で生まれた鳥羽は昆虫学や考古学など幅広い分野を学んだ。中でも、貝類や動植物の研究に大きな足跡を残し「岩手博物界の太陽」とたたえられる。

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