南部鉄器、職人技を凝縮 もりおか歴史文化館、世代幅広く出展

幅広い世代の作品を一堂に集めた南部鉄器展
 盛岡市内丸のもりおか歴史文化館は、「南部鉄器展2022」を開いている。同市や近郊の工房から20~70代の職人24人が参加。伝統の技が凝縮された南部鉄器の世界をじっくりと楽しめる。

 菊池飛鳥さん(薫山工房、1992年生まれ)は全面に文様を押した鉄瓶を制作。「砂鉄南部姥口型『鷲(わし)と梅』逸品作」は、梅の枝から飛び立つワシの姿を繊細かつ力強く描いた。大船渡市出身の宮田康矢さん(タヤマスタジオ、97年生まれ)の作品は、東日本大震災の経験を基にした「海嘯(かいしょう)」。ハスのつぼみから広がる波紋が静かな祈りを感じさせる。

 26日まで。入場無料。午前9時から午後6時。22日休館。問い合わせは同館(019・681・2100)へ。

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